『チンギス・カン』

2005年11月30日水曜日0 コメント

文献史学と考古学に明るい著者が、実に様々な角度からチンギス・カン(チンギス・ハーン)について記述し、その実像に迫る。モンゴル研究を志す者なら知っておかなければならない常識的な話から、最新の研究成果まで、その記述内容は幅広い。広くモンゴル語研究においても、座右の書となし得る書物である。

なお、チンギス・カン(チンギス・ハーン)を表す転写表記は管見の限り少なくとも8通りあるが、同著者は実証的かつニュートラルな立場を重視する立場から、「チンギス・カン」という表記を採用したとのことだ。

白石 典之
チンギス・カン―“蒼き狼”の実像


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